5月 28th, 2013

現代の占い事情について

占いは今では代表的な趣味や娯楽の1つですが、その歴史を遡れば、元は神事であり祭祀でした。更に見方を変えれば、一種の科学に近いものでもありました。経験則に則って正しい結果を導き出すために、膨大なデータを蓄積してそれらを細かく分析し、多大な時間と労力を掛けていました。現代では、そのデータの蓄積や分析といった負担が大きく軽減されています。例えば占星術では、天体の動きを綿密に計算して割り出す必要があります。


対象となる人間の出生時間と出生地からホロスコープを作ることが大前提となる上に、天体の動きによって、人生の各ステージにおいてどんな変化が生じるかといった精密な作業が必須になります。ですが現代では、こういった煩雑な作業がほぼ瞬時に完遂できます。コンピューターが発達したお陰で、今まで蓄積されてきた膨大なデータベースを元に、過去から未来に及ぶ様々な時間と場所を組み合わせた天体運行パターンの計算が、あっという間に正確に行われるようになりました。コンピューターが苦手だ、そんな難しい計算プログラムは組めないという人でも、インターネットが普及した現代では、ネットを通して提供されるものを利用するという手もあります。実際、コンピューターの発達とインターネットの普及が、占星術を含む占いの趣味や娯楽として普及に一役買っている感があります。


たとえば雑誌で人気のあるコーナーとなっている今週の運勢や今月の運勢、またテレビの朝の番組で挟み込まれる今日の運勢などは、インターネットのサイトでも多く取り入れられ誰でも好きな時に訪問して簡単に占えるようになっています。姓名判断も、多くのサイトで取り扱われています。面倒な画数計算も瞬時に行ってくれて、どんな組み合わせの名前が良いとされるのか、いろいろなパターンを試せるため、子供の命名を考えている親によく利用されています。また、タロットカードや卜筮など専門の道具が必要な占いであっても、インターネット上の仮想アイテムを利用して、現実のアイテムを利用するのと大差なく占うことができます。これは実際に入手しにくい道具を使う占いを試したい場合に非常に便利です。インターネットで試してみて自分に合っていると感じ、もっと本格的に利用したくなったら道具を入手するという手順を踏めばいいわけですから、インターネットによって入門の敷居が低くなったと言えます。現代の占い事情は、このようにコンピューターやインターネットの発展と切り離して語ることはできません。